六甲学院中学校

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2018年度 中学入試分析

 志願者数、受験者数、そして実質倍率が、A、B日程ともに昨年度から大幅に減少した。同じ兵庫県下の男子校である灘中、甲陽学院中が増加、また高槻中も受験者数を大幅に増やしており、さらに神戸大学附属中の志願者数が増加していることから、受験生の動きが表れていると思われる。
 難度については、B日程の算数を除いて昨年度同様に落ち着いたレベルのものとなり、どの科目についても標準的な問題を確実に正解させられるかどうかが合否の鍵を握った。過去5年間のデータからわかるように合格者最低点の得点率が安定しておらず、どの科目においても来年度もひきつづき難度の高いものを含めた対策を講じる必要がある。

A日程B日程
募集人数145名40名
志願者数255名514名
受験者数238名237名
合格者数168名120名
実質倍率1.42倍1.98倍
A日程
算数国語理科
受験者平均点94.7/15096.4/15059.9/100251.0/400
合格者平均点108.1/150100.7/15063.6/100272.4/400
受験者最高点150/150128/15087/100334/400
合格者最低点-/150-/150-/100232/400
B日程
算数国語
受験者平均点81.0/15098.0/150179.0/300
合格者平均点107.7/150106.2/150213.9/300
受験者最高点150/150129/150271/300
合格者最低点-/150-/150180/300
2018年度入試要項
A日程B日程
募集人数145名40名
選抜方法算・国・理算・国
出願期間12/16土~1/5金
試験日程1/13土1/16火
合格発表1/14日(web)1/17水(web)
A日程B日程
算数150点(60分)150点(60分)
国語150点(60分)150点(60分)
理科100点(50分)
合計400点(170分)300点(120分)
2017年度大学合格実績

高校卒業生:160名

国公立大学への進学者数(カッコ内は現役)

東京大
3名(2名)
京都大
25名(14名)
大阪大
23名(15名)
神戸大
12名(5名)
大阪市立大
9名(5名)
大阪府立大
8名(2名)

私立大学への進学者数(カッコ内は現役)

早稲田大
6名(2名)
慶應義塾大
15名(11名)
関西学院大
27名(24名)
関西大
13名(8名)
同志社大
52名(19名)
立命館大
40名(14名)
過去3年間の中学入試データ
年度A日程
受験者合格者実質倍率合格者最低点
20162911611.81204/400(51.0%)
20173141721.83231/400(57.8%)
20182381681.42232/400(58.0%)
年度B日程
受験者合格者実質倍率合格者最低点
2016204922.22203/350(58.0%)
20172921042.81211/300(70.3%)
20182371201.98180/300(60.0%)
算数

 AB両日程ともに問題形式に大きな変更はなく、問題用紙2枚、解答用紙1枚、大問9題の構成。1枚目である大問1~6は答えのみの記入で、2枚目である大問7~9は途中式や考え方を残さないと点数はもらえず(1)~(3)の小問に分かれて段階的に答えを問う形式である。ここ数年で最高難度の一昨年度、例年通りのレベルであった昨年度に対して、今年度はやや取り組みやすい難度の問題で構成されていた。また、ここ3年、1枚目の大問1~6の半数にあたる3題で図形が出題されていることも今までの2題に比べての変化として、見逃せない傾向である。攻略したい単元としてまず挙げられるのが、割合や図形である。これらの単元は1枚目でも2枚目でも登場し、問題全体の中で占める分量が多い単元となっている。また、2枚目は考え方が図や表としてまとめられるような速さや変化を問う問題が出題される。普段から、そういった問題において途中の考え方を見やすく書き表せるように積み重ねていくことも大切にしたい。

算数分野別出題バランス
国語

 A日程…論説文が2題・物語文が1題・漢字の問題が1題。B日程…論説文・物語文が各1題・漢字の問題が1題。
 A日程でもB日程でも、物語文では「親心」の読み取りが一つのポイントになった。A日程では、親元を離れた息子を案じる母親の愛情と、その愛情に気付き自分の人生を見つめ直す息子の姿が描かれた文章が出題されている。B日程では、視力を失った娘の側に寄り添い、過度に手助けはせず、しかし根気強く温かく娘を見守る父親が登場する文章が出題されている。設問に関して、両日程を通して抜き出し問題は1問のみで、30字~50字の字数制限のある記述問題や、条件文の空所に当てはまる言葉を答える形の記述問題が多くを占めている。また、A日程でもB日程でも、文章全体をふまえた上での50~80字の記述問題が出題されている。条件文の空所に入る内容を意識すること・聞かれているポイ ントを正確にまとめる記述力を養うことに加え、文章全体のテーマや心情変化の流れをつかむ力を身に付けることが重要である。

国語分野別出題バランス
理科
  1. 出題内容
     物理はてこ、化学は燃焼と気体の発生、生物はアゲハチョウ、地学は月に関する出題で、各1題ずつであった。どの大問も段階的にレベルの差がつけられており、受験生の力を試す良問ぞろいであった。
  2. 昨年までとの比較
     大問4題の形態も4年目となり、こなれたものになってきている。図やグラフ、式をかかせたり、生物の実験データを読み取らせたり、表現力・思考力が求められている。一問一答形式の問題が多かった化学分野の割合が結果的に増えているが、4分野バランスよく出題されると考えてほしい。
  3. 対策
     一昨年度は溶解度、昨年度は気体の発生、今年度はてこ、計算問題で差がついた。訓練を積めば十分に対応できるレベルなので、さまざまなパターンの解法を習得しておきたい。化学や生物で実験データの読み取り問題が出題されている。問題演習を重ねる中で解説をよく読み、解答にたどりつくまでの過程の理解を大切にしてほしい。
理科分野別出題バランス