西大和学園中学校


2018年度 中学入試分析

 西大和学園は男女共通の問題になってから3年目になるが、合格者最低点が40~50点女子の方が高い。ただ、合格者の最高点に注目すると、一昨年度は男子の方が理科で14点も高く、算数で8点高いという結果であった。昨年度はこの年から始まった専願受験である21世紀型特色入試の影響か、算理の最高点は同じ点数になった。昨年度の問題では、一昨年度と違い、算理で灘の過去問と同系統の問題が出題されなかったことが要因と考えられる。今年度は男子の方が理科で15点、算数で11点高く、受験者平均点でも算理については男子が上回った。科目別の平均点を考えても算理の出題レベルの不安定さを考えても、男女ともに明らかに4科選択が有利な入試である。

男子

募集人数
180名
志願者数
1031名
受験者数
985名
合格者数
467名
実質倍率
2.11倍

英語重視型を含む

算数国語理科社会
受験者平均点81.2/15077.6/15052.5/10073.2/100275.9/500
合格者平均点99/15085.6/15059.9/10077.9/100315/500
受験者最高点147/150133/15093/10093/100409/500
合格者最低点45/15048/15033/10052/100284/500

女子

募集人数
40名
志願者数
231名
受験者数
222名
合格者数
37名
実質倍率
6.00倍

英語重視型を含む

算数国語理科社会
受験者平均点71.5/15086.8/15050.9/10074.5/100278.2/500
合格者平均点96.1/150101.1/15061.6/10081.4/100339.1/500
受験者最高点136/150128/15078/10095/100386/500
合格者最低点62/15069/15050/10066/100326/500
2018年度入試要項
男子女子
募集人数180名40名
選抜方法算・国・理(・社)
出願期間12/11月~1/5金
試験日程1/14日午後
合格発表1/15月(web)
算数
150点(70分)
国語
150点(60分)
理科
100点(40分)
社会
100点(40分)
合計
500点(210分)
2017年度大学合格実績

高校卒業生:309名

国公立大学への進学者数(カッコ内は現役)

東京大
35名(21名)
京都大
40名(20名)
大阪大
20名(10名)
神戸大
19名(11名)
大阪市立大
9名(4名)
大阪府立大
13名(5名)

私立大学への進学者数(カッコ内は現役)

早稲田大
42名(15名)
慶應義塾大
23名(2名)
関西学院大
13名(6名)
関西大
19名(7名)
同志社大
85名(26名)
立命館大
30名(12名)
過去3年間の中学入試データ
年度男子
受験者合格者実質倍率合格者最低点
201611245012.24314/500(62.8%)
20179915131.93324/500(64.8%)
20189854672.11284/500(56.8%)
年度女子
受験者合格者実質倍率合格者最低点
2016268594.54355/500(71.0%)
2017225415.49374/500(74.8%)
2018222376.00326/500(65.2%)
算数

 女子コースが創設されてから5年目の今年度。初めの2年は男女別の問題で共に取り組みやすい問題、男女共通の問題となった3年目は男子最難関校で出題された問題の類題が多く、女子に厳しい問題構成、4年目となる昨年度は西大和の過去問の類題が多く、第一志望の受験生が取り組みやすい問題であった。4科が基本スタイルとなる女子の優秀層は問題傾向が大きく変化しない方が受験勉強をしやすい。そんな中、今年度の問題は最後の大問4で女子が好まないパズル的な問題が出題された。元々、面白い算数の問題を出題する学校なので、第一志望で受験するのであれば、様々なタイプの問題に取り組んでおく必要がある。

算数分野別出題バランス
国語

 昨年度と同じように、大問1に論理的文章、大問2に文学的文章、そして大問3に段落整序問題が2問出題された。大問1と大問2では記号問題が多く出題されているので、5つある選択肢を細かく読み込み、根拠をもって正解の選択肢を判断する練習を積み重ねておく必要がある。また、80字の記述問題がそれぞれの文章題で出題されている。筆者の主張や主人公の心情を、文章全体をふまえてまとめあげる記述力も必須である。恒例となっている段落整序問題では、選択肢の接続語や指示語に注目すること、そして文章の流れを考えること、この2つを念頭に置きつつ、時間配分にも気をつけて解いていく必要がある。

国語分野別出題バランス
理科
  1. 出題内容
     各分野から1題ずつ出題されているのは例年通りである。各大問とも、前半は基礎的な問題、後半は難問という構成である。
  2. 昨年までとの比較
     年連続で問題数が減り、今年度は44問であった。また、例年より筋道の立てやすい問題が多かった。物理と化学は今年度も計算問題が出題され、生物と地学は実験データから考察する力が求められた。
  3. 対策
     問題数は減ったものの、スピードと確実性が必要な問題である。まずは難関校で頻出の問題を素早く確実に解けるようにすることが大切である。グラフの読み取りは時間がかかる場合があり、時間配分に注意が必要である。
理科分野別出題バランス
社会

 地理・歴史分野の出題が大部分を占める問題構成となっている。公民分野の問題はそれほど多くないが、基本的な問題が出題される傾向が強いので、ここで確実に得点できるようにしておきたい。地理・歴史分野共通の傾向としては、記述問題、選択肢の多い正誤問題が必ず出題されており、正確な知識が要求される。語句の説明ができるように理解を深めておきたい。また、地理分野では地形図を利用した問題が毎年出題されているため注意する必要がある。さらに、歴史分野では漢字指定での出題が見られるので、こちらも正確に答えることができるようにしておく必要がある。

社会分野別出題バランス