神戸女学院中学部

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2018年度 中学入試分析

 ここ数年続いていた実質倍率の増加傾向に一旦歯止めがかかったとは言え、依然として根強い人気を誇る関西圏屈指の女子最難関校。
 今年度は合格者最低点の得点率が58.3%と、過去5年間の中で最も高い値となった。科目別に見ると、国語で設問の行間を読む力が問われる「女学院らしさ」が戻った一方、どこかで見慣れた問題を多く配した算数、基本的な知識問題と高度な思考問題の緩急が見極めやすくなった理科、テキストや学校教科書の細部をつつく極端な難問が減少した社会と、「合わせるべき問題をきっちり合わせ切る」確実性が求められるようになってきている。この傾向は今後も続くと予想されるが、難度の変化を念頭に置いた対策もやはり講じておきたいところではある。

募集人数
135名
志願者数
249名
受験者数
248名
合格者数
159名
実質倍率
1.56倍
算数国語理科社会体育実技
受験者平均点-/120-/120-/100-/100-/20-/460
合格者平均点-/120-/120-/100-/100-/20-/460
受験者最高点-/120-/120-/100-/100-/20381/460
合格者最低点-/120-/120-/100-/100-/20268/460
2018年度入試要項
募集人数
135名
選抜方法
算・国・理・社・体育実技
  • バスケットボールのシュート[5号ボール](20秒間)
  • 縄とび[二重とび](20秒間)
  • とび箱開脚とび(5段)
  • マット運動の後転
  • ボール投げ[ハンドボール]
出願期間
12/25月~1/5金
試験日程
1/13土・1/15月
合格発表
1/16火(書留速達・web)
1日目2日目
算数120点(50分)
国語120点(50分)
理科100点(45分)
社会100点(45分)
体育実技20点
合計計460点(190分)
2017年度大学合格実績

高校卒業生:128名

国公立大学への進学者数

非公開

私立大学への進学者数

非公開

過去3年間の中学入試データ
年度受験者合格者実質倍率合格者最低点
20162531621.56251/460(54.6%)
20172541581.61251/460(54.6%)
20182481591.56268/460(58.3%)
算数

 形式は昨年度までと同様大問6題だった。大問1、3の数と規則性の問題は見慣れたものが出題され、大問2の和と差、大問4の速さの問題についても手頃な内容だった。大問5は、工夫を要する平面図形の問題だったが、基本に忠実に取り組めば攻略できるものだった。大問6は久しぶりに場合の数が出題されていたが、近年見られる煩雑さは抑えられていたので、満点を取る受験生もいたと思われる。来年度以降の対策として、昨年度は立体の求積が出題され今年度は場合の数が出題されていることから、水量変化やグラフの問題など過去に頻出だった単元は今後出題されると予想して、準備をしておきたいところである。

算数分野別出題バランス
国語

 物語文・随筆文・詩がそれぞれ1題ずつ出題され、大問3題の構成であった。全体的な量も例年通りで、70字程度の記述であれば、時間をかけずに書き切るだけのスピードが求められる。今年度の文章は比較的読みやすいものだったが、設問はどれも練られており、昨年度と同様、高度な読解力に加え、ていねいな解答作成能力が求められる問題であった。これらの力の向上は、受験直前期だけでは難しいので、6年の最初のうちから高い意識をもって取り組んでおきたい。今後の対策としては、過去問や予想問題に取り組む中で、女学院の傾向に慣れ、問題の優先順位がつけられるように練習する必要がある。

国語分野別出題バランス
理科
  1. 出題内容
     大問7題の出題であった。生物が1題、地学が2題、物理が1題、化学が2題と、生物と地学の複合が1題となっている。
  2. 昨年までとの比較
     問題用紙の枚数が例年よりも1枚多くなったが、問題の配置の都合で、小問数はむしろ減少している。今回は、基本的な知識・計算で解ける問題と、思考が求められる問題の緩急が分かりやすくなっている。また、計算問題は例年よりもやや少なく、代わって記述や作図の問題が多く出題された。
  3. 対策
     学校教科書に載っている知識は確実におさえ、難関校向けの標準的な入試問題を解く練習を積むとよい。文字数制限のある記述では、簡潔にまとめる練習が必要である。
理科分野別出題バランス
社会

 今年度は大問8題構成(地理4題・歴史3題・公民1題)であった。小問数は87問と昨年度の82問から増加し、45分の試験時間を考えると、記述・選択問わず「即答できる処理力」が求められる試験だったと言える。問われる知識レベルとして角倉了以やフェイジョアーダと言った難問はあるが、全体としては標準的なものが多かった。大問7のような正誤判定は頻出なので、問われ方に惑わされず、丁寧な分析を重ねてい くことが必要。求められる知識量が膨大なため、地理・歴史・公民の基本レベルは遅くとも6年夏までには固めておき、秋以降は過去問と女学院社会に特化した知識対策をすることが大切である。

社会分野別出題バランス